今こそ知りたい! 正しいクレンジング方法で、すっぴんにも自信
肌の汚れやメイクを落とし、健康できれいな肌を保つのが目的のクレンジング。しかし、その方法が間違っていると、肌のダメージにつながることもあります。自慢したくなる、健康的な美しい素肌に導くクレンジングオイルなどの使い方や手順について考えてみましょう。
汚れを落として肌をいたわる、クレンジングの手順とは?
クレンジング料は、メイクに含まれている油分や顔料を落とすために、洗浄力が強くなっています。そのため、使い方を間違えると、肌を荒らしてしまいます。汚れはきちんと落とすけれど肌には負担をかけない、正しいクレンジングのやり方を考えていきましょう。
1.大きな面からはじめましょう。
顔の中でも一番面積が広く、目立つのが頬。クレンジング料をまんべんなくなじませたつもりでいても、意外と残ってしまいがちです。また、頬は顔の皮膚の中でも比較的刺激に強い場所ですから、最初に頬から落とします。続いて面積の広い額、毛穴汚れの目立ちやすい小鼻、皮膚の薄い口元、そして最後に敏感な目元の順番でクレンジング料をやさしくなじませていきます。
2.こすってはいけません。
強い力で肌を摩擦すると、皮膚の表面を傷つけてしまいます。メイクや汚れがついている状態では、汚れを皮膚にこすりつけているようなもの。「もったいない」と少量でメイクを落とそうとすると、摩擦が強くなったり、時間がかかったりと、肌の負担が大きくなってしまいます。クレンジングは商品説明の分量を守って、力を入れず手早く進めましょう。
3.ダブル洗顔をしましょう。
肌を清潔にするためには、メイク汚れを含んだクレンジング料も、きれいに洗い落とすことが大切です。メイク素材の中には、油性のクレンジング料よりも水や石鹸の方が落としやすいものもありますので、最後に洗顔料や石鹸で洗顔を行ないましょう。水の温度はぬるま湯の方が冷水よりも油分を流しやすく、温度が高すぎると皮脂や水分を奪って肌荒れしやすくなります。
「肌にやさしいクレンジング料」について考えてみましょう。
クレンジング料にはたくさんの種類があり、選ぶのに迷ってしまいますね。クレンジングの一番の目的は「メイクや汚れを落とすこと」ですから、肌にやさしいけれど洗浄力は今一つ、では困ります。また、ポイントメイクなど落ちにくい汚れにもよくなじみ、仕上げのW洗顔では肌に残らず洗い流せる成分であることも重要です。素材の異なるさまざまなメイク料に対して、洗浄力は十分でありながら刺激が少なく、肌に残りにくい・・・・・・そんなクレンジング料がベストといえるでしょう。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルなら、ハードなメイクにもスッとなじんで、やさしくのばすだけでメイクが落とせます。洗い上がりもべたつきなくすっきり、気持ちのいい「すっぴん」に戻れますよ。
洗浄力と安全性を両立するクレンジング料の選び方
化粧品の成分表示に「ミネラルオイル」と書かれているのを見たことがあるでしょうか。実はこのミネラルオイル、「鉱物油」や「流動パラフィン」と呼ばれている製品と同じもの。鉱物油は石油を原料にした油ですが、人体に使われるものは高度に精製されています。原油の精製技術が十分でなかった時代、鉱物油に含まれていた不純物などのために、黒皮症など肌トラブルが多発し、問題になりました。現代では肌に危害を及ぼす成分は取り除かれ、酸化しにくく安定した成分として多くの化粧料に使われています。
近年、目覚ましく機能が向上している「落ちにくい」メイク料も、鉱物油の安定性を利用して製造されています。 ところが、その落としにくさが肌荒れの原因になってしまう場合があります。「クレンジング後、ダブル洗顔をしたのにべたつく」「メイクは落ちたようだけど、すっきりしない」と感じたら、それはメイク料に配合された鉱物油が原因かもしれません。
また、クレンジング料には「水も油も落とせる強力な素材」があります。それは「エタノール」というアルコール成分。油分と水分の両方が含まれている落ちにくい口紅やアイシャドーなどに優れた効果を発揮し、ポイントメイク落としに配合されることも多い成分です。一方、水も油も落とせるということは、使い過ぎれば皮脂も水分も奪ってしまうということ。ダブル洗顔後に皮膚の乾燥感がひどくなることもあります。
エタノールは刺激性の強い素材でもあるので、敏感肌・乾燥肌の人は避けた方が無難です。
きれいな素肌を維持するために、一日の汚れをしっかり落とすクレンジングは欠かせません。でも、クレンジング料の選び方やメイクの落とし方が間違っていると、せっかくの努力が不意になってしまうこともあります。今回は正しいクレンジングのやり方と、クレンジング料の選び方、肌へのやさしさを考えてみました。この機会に、いつものメイク落としを見直してみてくださいね。